スワップとは
FXでは売買で得られる利益の他に、保有することで得られる「スワップポイント」により利益が発生し、それを「スワップ」と呼びます。スワップは、2つの通貨間での金利差調整分のことをいい、高金利の国の通貨を買って低金利の国の通貨を売った場合に、その金利差分をスワップとして受け取ることができます。


スワップは2通貨間の金利差で発生するため、国により発生するスワップが大きく異なります。最近では、新興国のメキシコペソや南アフリカランド、トルコリラが高金利通貨と呼ばれ注目されています。このような高金利通貨は発展途上国の通貨がほとんどで、通貨自体が安定していないことが多いのですが、今回は先進国であるカナダの通貨ですので危険性は少なくなっている戦略です。


カナダとは、どんな国なのか? 魅力は?
スワップ投資でなぜ高金利通貨ではなく、カナダドルなのか。
高金利通貨を長期間運用すると、激しい価格変動があり価格が急落し、再浮上しない恐れがあります。しかし、カナダドルはカナダという国自体が先進国で安定もしているため、高金利通貨ではだせない安定感があります。
では実際にカナダの魅力とはどんなものがあるのでしょうか?
次の項目で見てみましょう。
先進国(G7)であり、世界有数の天然資源大国


G7とは、アメリカ、イギリス、 フランス、 ドイツ、日本、イタリア、カナダで構成される先進7ヶ国のことで、これら7ヶ国で行われる「主要国首脳会議(サミット)」も指します。
この会議では重要な国際問題について話し合われ、世界的にも影響力の高い国々となっています。
世界の原油(石油)埋蔵量 国別ランキング・推移


世界の天然ガス生産量 国別ランキング・推移


天然ガスの生産量では世界4位とかなり上位の生産国であり、輸出額も世界9位となっています。
このことからカナダが先進国でありながら、世界有数の資源大国であることがわかります。
しかしそれは、カナダの通貨カナダドルは資源価格に大きく左右されてしまう傾向となってしまうため、資源価格もチェックしておく必要があります。
現在は原油価格が下落している影響もあり、カナダドルも下落しています。
安定した政治経済
カナダの財務の健全性は高く評価されています。世界3大格付け会社においてトップのトリプルAを獲得し続けています。
格付け | アウトルック | 国名 |
---|---|---|
AAA | 安定的 | オーストラリア、カナダ、スイス |
AA+ | ポジティブ | ニュージーランド |
AA+ | 安定的 | オーストリア、アメリカ、香港 |
AA | 安定的 | イギリス、韓国、フランス |
AA- | 安定的 | 台湾 |
A+ | ポジティブ | 日本 |
A+ | 安定的 | 中国 |
A- | ネガティブ | メキシコ |
BB+ | ネガティブ | 南アフリカ |
BB- | 安定的 | トルコ |
世界3大格付け会社についての説明です。
また、政治的に安定していることもカナダの大きな特徴で、この20年間に就任したカナダの首相はわずか4名となっており、政治的な安定もカナダの経済に安定をもたらしています。(日本ではこの20年間で8名です)
先進国で最も高い人口増加率


カナダの人口は先進8カ国の中でトップの10%となっております。人口は経済成長の重要な要素の一つで、カナダは毎年約20万人から30万人増加していますことから経済的にも安定していることがわかります。
カナダの人口が増え続けているのは、結婚などに伴う「ファミリー移民」、自国を逃れてきた「難民移民」、そして仕事を目的とした「経済移民」の3通りの移民政策を国策として行なっているからです。
その中でも、経済移民が一番多く、企業や人々は経済が発展・安定しているところに集まるというのも理由の一つでしょう。
カナダドルでおすすめのFX会社は? どこで運用すればいいの?
では実際にカナダドルをスワップ目的で運用するとどのくらい儲かるのでしょうか。
FX会社によってスワップポイントが異なるので有利な業者を確認してから、スワップ運用を初めましょう。スワップでの運用は基本的に長期間の運用となるため、ここでしっかり見ておかないと大きく差が出てしまうポイントになりますよ!
カナダドル FXの会社の比較
FX会社 | 買い スワップ※1 | スプレッド(銭)※2 | 必要証拠金※3 | 最低取引数量 |
---|---|---|---|---|
![]() ![]() | 50円 | 0.8 | 3,093円 | 1,000通貨 |
![]() ![]() | 38円 | 1.4 | 4円 | 1通貨 |
![]() ![]() | 30円 | 0.8 | 3,093円 | 1,000通貨 |
![]() ![]() | 30円 | 5 | 3,130円 | 1,000通貨 |
![]() ![]() | 20円 | 1.9 | 3,200円 | 1,000通貨 |
![]() ![]() | 10円 | 1.7 | 30,891円 | 10,000通貨 |
![]() ![]() | 5円 | 4 | 3,086円 | 1,000通貨 |
※2 : スプレッド変動等の例外あり
※3 : 1,000通貨買い(SBI FXトレードは1通貨)
カナダドル/円を同じ数量買っても、FX会社によってもらえるスワップに差が出ています。
仮にカナダドル/円を1年間運用しスワップのみでの利益を検証してみました。
※1年間(365日) 1万通貨運用
LIGHT FX : 365日 x 50円 = 18,250円
SBI FXトレード : 365日 x 38円 = 13,870円
みんなのFX : 365日 x 30円 = 10,950円
アイネット証券 : 365日 x 30円 = 10,950円
トライオートFX : 365日 x 20円 = 7,300円
DMM FX : 365日 x 10円 = 3,650円
セントラル短資 : 365日 x 5円 = 1,825円
年間で比べてみると同じ1万通貨でも、FX会社のスワップ金額の差で
18,250 – 1,825 = 16,425円も違ってきます。
オススメのFX会社
LIGHT FX


・カナダドルだけでなく、スワップポイントが高い(2020/03/27現在)
・多くの通貨で業界最狭水準のスプレッドを提供
・約定力が99.9%
・高機能で使いやすい取引ツールを搭載
LIGHT FXは「気軽(LIGHT)に」FXを取引いただけるよう立ち上げた新ブランドだそうです。
その名に恥じず初心者の方でも使いやすい取引ツールがオススメです。もちろんスマホアプリでも快適に取引が可能なため使ってみてくださいね。




カナダドル以外の通貨でも、スワップポイントが高く、スプレッドも狭い、更に約定力も高いため他のFX会社よりも大きな収益を狙いやすい環境であるとも言えます。
この業界ではスプレッドの狭さを競うことが多くありますが、LIGHT FXは新しい会社でここまでの水準を出している今後が楽しみな会社です。また、スプレッド縮小のキャンペーン等もよく実施していますので確認してみてくださいね!

カナダドルのスワップ運用計画
カナダドル/円の相場はコロナショックや原油価格の影響もあってか、大幅に下げています。
個人的には原油価格の下落が終わり転換した時点が、買い時であると考えています。


カナダドルは新興国の高金利通貨のように価値がなくなる可能性は限りなく低いので、安心できますね。
今からの購入だと、安く買える可能性が高いので、インカムゲイン(スワップのように保有するだけで得られる利益)だけではなくキャピタルゲイン(売買によって得られる利益)も狙えそうです!
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